●ハーブ一覧(ア行)
アーティチョーク
和 名:チョウセンアザミ
英 名:Artichoke
学 名:Cynara scolymus
使用部位:地上部分
用 途:肝臓の強壮と回復、胆汁分泌促進
アグナスカスタス
和 名:イタリアニンジンボク
英 名:モンクスペッパー
学 名:Vitex agnus-castus
使用部位:果実
用 途:脳下垂体刺激、ホルモン産生活性化
アニスシード
和 名:ういきょうの実
英 名:Aniseed
学 名:Pimpinella anisum
使用部位:種
作 用:痙攣止め、去痰、駆風(胃腸内のガスを追い出す)
用 法:伝統的に咳、痰を和らげるといわれ、また疝痛(せんつう)等消化系の不調にも使われる。
エレカンペーン
和 名:オオグルマ
英 名:Elecampane
学 名:Inula spp.
使用部位:根、花部
用 途:強壮、刺激性の去痰、発汗促進、抗菌、抗真菌、駆虫、消化促進。インフルエンザや気管の虚弱によい。咳痰の多い咳に用いられる。
●ハーブ一覧(カ行)
ガーリック
和 名:にんにく
英 名:Garlic
学 名:Allium sativum
使用部位:鱗茎
作 用:免疫強化 抗菌 去痰 抗生物質 etc.
用 法:伝統的に抗伝染病、抗喘息、咳、鼻水、痰など呼吸器系の健康に。また硫黄成分は血液を浄化するだけでなく、毛穴から排出されることで虫除けにも。消化器官の有害なバクテリアの繁殖を防ぐ。馬、犬の健康食品としても広く使われる。
カモミール
和 名:カミツレ
英 名:Chamomile
学 名:Matricaria recutita
使用部位:花
作 用:鎮静、消炎、抗痙攣、駆風、リラックス、血管拡張、苦味剤
用 途:伝統的に、緊張やストレスをゆるめ、リラックスのため用いられた。抗炎、鎮痛に効果的といわれる。リュウマチや関節炎の疼痛にもよいとされる。
クランプバーク
和 名:テマリカンボク
英 名:Crampbark
学 名:Viburnum spp.
使用部位:樹皮
用 途:抗痙攣、鎮静、収斂、筋弛緩、強心、子宮刺激、抗炎症。カリウムやマグネシウムに富み、ビタミン。神経や筋肉の弛緩に使い心循環器系をリラックスさせるのに使います。腸、胆のう、泌尿器の疝痛。
クリバーズ
和 名:やえむぐら
英 名: Clivers
学 名: Galium aparine
使用部位:地上部分
作 用:利尿、体質改善 強壮 緩下
用 法:マリーゴールドとの組み合わせは、リンパ系によいとされ、利尿作用があり、泌尿器の働きを助ける。また、皮膚や毛の健康を増進するといわれる。ミネラル分に富む。
ケルプ
和 名:ケルプ (褐藻類ヒバマタ属)
英 名:Kelp/Seaweed
学 名:Fucus vesiculosus
作 用:保温、抗リュウマチ、滋養、抗生物質
用 法:この海草は良質のバランスのとれたミネラルとビタミンの天然栄養供給源として、動物に与えられてきた。ヨウ素に富むので、甲状腺にもよいとされる。また、有機肥料としても肥沃な牧草地をつくる。北海や大西洋の冷たいきれいな海に自生するものが良いとされる。
コンフリー
和 名:ヒレハリソウ
英 名:Comfrey
学 名:Symphytum officinale
使用部位:葉部
作 用:消化器系の保護、去痰、消炎
用 途:細胞組織を作るのを促進し、新陳代謝を高め、炎症を鎮静し、傷や打撲傷、骨折のなおりをも早めるアラントインを含む。また、消化器官の炎症を減少させ、呼吸器系にも去痰剤としてつかわれる。ビタミンB12を大量に含む。外用薬として湿布やオイル、軟膏として傷薬や関節炎、筋肉の疲れなどにも用いられる。肝臓毒のピロリジンアルカノイドを含むため根部を長期間の大量摂取は避ける。
ゴーツルー
和 名:フレンチライラック
英 名: Goats Rue
学 名:Galega officinalis
使用部位:
用 途:血糖低下、インスリン分泌刺激。
ゴトゥコーラ
和 名:ツボクサ
英 名:Gotu-kola
学 名: Hydrocotyle asiatica
使用部位:地上部
用 途:利尿、鎮静性の神経調和、冷却、強壮、末梢血管拡張、抗酸化作用、皮膚や関節などの結合組織の治癒促進にも使われる。精神の安定と明晰を目的として、ヒトのアルツハイマー治療にも用いられる また学習効果を上げるという研究結果もある。てんかんにも。
ゴールデンロッド
和 名:アキノキリンソウ
英 名:Golden Rod
学 名:Solidago vingaurea
使用部位:葉と花部
用 途:抗炎症、防腐、利尿、発汗、鎮静、抗菌、抗カタル、治癒、尿路殺菌、血圧効果。収斂滋養として食べ物に神経質な動物によい。泌尿器系の感染症や腎臓結石に使われます。消化器系の手当てにもすばらしく、また傷の洗浄(特に感染している時)にもつかわれエキナセアと併用する事で上気道の感染やカタルに用いられます。
●ハーブ一覧(サ行)
ジンジャー
和 名:ショウガ
英 名:Ginger
学 名:Zingiber officinalis
使用部位:根
作 用:循環刺激、末梢神経弛緩、発汗促進、去痰、制吐、抗痙攣、駆風、殺菌、外用として局所血行促進
用 法:熱帯アジア原産だが、熱、乾性のハーブとして2000年前から西洋でも使われる。のりもの酔いにもよい。
スカルキャップ
和 名:コガネヤナギ
英 名:Scullcap
学 名:Scutellaria laterifolia
使用部位:地上部分
作 用:鎮静、抗痙攣、神経弛緩、強壮
用 途:伝統的にてんかんに使われきた。犬の苦痛を和らげることで知られる。神経質な犬の緊張を鎮めるが、鎮静剤を用いた時のような無気力な反応にはならず、穏やかに作用する。かつては、狂犬病の治療にもつかわれた。
スリッペリーエルム
和 名:アカニレ
英 名:Slippery Elm
学 名:Ulmus rubra, U.fulva
使用部位:樹皮の内側
作 用:鎮痛、柔軟、収斂、滋養
用 途:スリッペリーエルムのネバネバした成分は滋養もあり、大腸炎や潰瘍など消化器官の不調に粘膜を守り、炎症を沈静しやわらげるとされる。このハーブは、粉末化したマーシュマロウの根と共に外用薬として潰瘍やおできの治りを早めるのにも使われる。
●ハーブ一覧(タ行)
タイム
和 名:タイム
英 名:Thyme
学 名:Thymus.spp.
使用部位:地上部
用 法:殺菌性の去痰、鎮咳、抗生物質、創傷治癒、外用では局所血行促進。タイムの精油は大量に用いない事。とくに妊娠中は使わない。
ダンデライオン
和 名:西洋タンポポ
英 名:Dandelion
学 名:Taraxacum officinale
使用部位:根、葉
用 途:伝統的に利尿と強壮に使われてきた。カリウムやマグネシウムに富み、ビタミンABCDに富む。葉部は利尿作用、腎臓によく根部は肝臓をサポートし、胆汁の生成を促す
ティーツリーオイル
和 名:ティーツリー
英 名:Tea Tree Oil
学 名:Melaleuca alternifolia
使用部位:葉部から精油を抽出
用 途:殺菌消毒、軽い麻酔作用、抗菌抗真菌。市販の切り傷、擦傷用の軟膏や虫よけとしての効果が知られる。真菌性の感染、白癬、たむし、みずむししらくもなどにも用いられる。必ず適切に希釈して使用すること。
デビルズクロウ
英 名:Devils claw
学 名:Harpogophytum procumbens
使用部位:根塊部
作 用:消炎、鎮痛、抗リュウマチ
用 途:南、東アフリカに自生。関節の不調、炎症による痛みに用いられる。このハーブはドイツの臨床試験において非常に効果があることを示し、調合薬の鎮痛剤や非ステロイド系抗炎剤と比べても、同等の効果が得られ、かつ副作用がないことが解っている。胃潰瘍や妊娠中の動物には与えないこと。
●ハーブ一覧(ナ行)
ネトル
和 名:西洋イラクサ
英 名:Nettle
学 名:Ultica dioica
使用部位:地上部分
作 用:収斂、利尿促進、循環器系、止血
用 法:馬や家畜は牧場にネトルがあると、それがたとえ萎れていても喜んで食べる。鉄分、ビタミンC、鉄分、ナトリウム、クロロフィル、たんぱく質、植物繊維に富み、馬には強壮剤として働く。循環器を活気づけ、血液を浄化しそのことが、関節炎やリューマチ、痛風によいとされる。
●ハーブ一覧(ハ行)
ハイペリカム
和 名:セイヨウオトギリソウ
英 名:St.John's wort
学 名:Hypericum perforatum
使用部位:地上部分
用 法:抗炎症、鎮静、収斂、傷薬、殺菌、消毒。食用としてはお勧めしません。光感受性が強い動物に与えると皮膚に反応が現れることがあります。外用としてエッセンシャルオイル(精油)を希釈して用いること。
バードック
和 名:ごぼう
英 名:Burdock
学 名:Artium lappa
使用部位:根
作 用:リュウマチ、関節炎、湿疹
用 途:苦味は消化液の分泌を活発にし、消化器官の働きを助ける。血液の浄化、肝臓腎臓の機能をサポートし、中毒症状にもよい。血液の浄化の結果として、乾燥してフケのでる皮膚をきれいにするのを助ける。根をハップ剤として傷の癒しを速めるのに使われた。
バレリアン
和 名:ヨウシュカノコソウ
英 名:Valerian
学 名:Valeriana officinalis
使用部位:根
作 用:鎮痛 抗痙攣 駆風 血圧降下 精神安定
用 途:伝統的に不安、動揺、ストレス、神経質、 疲労困ぱい、不眠に対し精神安定の目的で用いられた。バレリアンのは急性の胃痛、痙攣性のストレスか ら来る疝痛、大腸炎といった消化器官の不調にとてもよいとされる。大部分は、リラックスに使われる。
フェヌグリーク
和 名:コロハ
英 名:Fenugreek
学 名:Trigonella foenum-graecum
使用部位:種
用 途:鎮痛、滋養、緩下
滋養として食べ物に神経質な動物によい。化学組成は肝油によく似ている。授乳期の乳の出を促す。腸炎を癒すことでも知られる。ガーリックと相性がよい。
ホーソーン
和 名:セイヨウサンザシ
英 名:Hawthorn
学 名:Crataegus oxyacantba
使用部位:果実、葉先、花
用 途:強心、血管拡張、抗硬化、末梢血管弛緩、収斂。心臓と循環器系を元気づけ、血流、血圧、心拍の正常化に使われます。19種類のフラボノイドを含む。
●ハーブ一覧(マ行)
マーシュマロウ
和 名:ウスベニタチアオイ
英 名:Marshmallow
学 名:Althea officinalis
使用部位:根、葉
作 用:根は緩和、利尿、皮膚の軟化剤。葉は去痰、緩和、利尿
用 途:根も葉も軟化、粘液質としての働きで、去痰、咳に使われた。特に乾いた咳によい。 消化器官の潰瘍、痙攣性の疝痛、大腸炎にも。また膀胱炎や腎臓結石の傾向のある馬や犬によいといわれる。
マリーゴールド/カレンデュラ
和 名:キンセンカ
英 名:Marigold
学 名:Calendula officinalis
使用部位:花
作 用:収斂、消炎、外傷、抗菌
用 途:皮膚と胃のコンディション作り。精油と前ビタミンAが含まれ、クリバーズと使うとリンパ系と泌尿器によく働く。クリバーズ、ネトルと併せると膀胱炎のような感染症によい。現在市販される外傷、打ち身、皮膚用の軟膏の多くにマリーゴールド抽出成分が含まれる。
ミルクシスル
和 名:オオアザミ/マリアアザミ
英 名:Milk thistle
学 名:Silybum marianum
使用部位:種
用 途:その名の通り古くから母乳の支援に使われた。現在は肝臓と血液を毒素からまもり、肝細胞の再生を助けることで知られ、毒物や寄生虫、長期間の薬物使用の後などにもよいとされる。
メドウスイート
和 名:セイヨウナツユキソウ
英 名:Meadowsweet
学 名:Filipendula ulmaria
使用部位:地上部分
用 途:収斂(ひきしめ)、抗リューマチ、抗酸
消化器系によく、特に薬品による潰瘍によい。胃酸を抑え、収斂の働きから下痢にもよい。また熱とリューマチの鎮痛にももちいられる。ハーブのアスピリンと呼ばれる。
●ハーブ一覧(ヤ行)
ヤロー
和 名:セイヨウノコギリソウ
英 名:Yarrow
学 名:Achillea millefolium
使用部位:全体
用 途:抗炎症、収斂、鎮痙性、止血、利尿、末梢血管拡張、消化促進、膀胱炎などの感染症、傷の癒し、リューマチのコンディション、発熱時の食欲増進、末梢血管への血流促進。
●ハーブ一覧(ラ行)
ラベンダー
和 名:ラベンダー
英 名:Lavender
学 名:Lavender angustifolia
使用部位:花
用 途:緩和、抗痙攣、循環器の活性、抗菌。ラベンダーの内服はお勧めしません。外用としてエッセンシャルオイル(精油)を希釈して用いること。
リコリス
和 名:カンゾウ
英 名:Liquorice
学 名:Glycyrrhiza glabra
使用部位:根
作 用:緩和、緩下、痙攣、健胃、去痰、抗バクテリア、抗ウィルス
用 途:3千年以上も生薬として使用されている。胃酸を押さえ胃潰瘍や胃炎の炎症を和らげる。伝統的に咳止めと去痰、鼻水、過敏な粘膜を鎮めるのに使われている。肝臓の問題にも良いといわれ、漢方薬では肝炎や黄疸にもつかわれる。
レモンバーム
和 名:セイヨウヤマハッカ
英 名:Lemonbalm
学 名: Melissa officinalis
使用部位:葉
用 途:鎮静、抗うつ、消化促進、末梢血管拡張、発汗促進、神経系の緩和、回復、駆風、抗ウィルス、抗痙攣 発熱性の風邪にもよい。学名のメリッサはミツバチと言うギリシャ語に由来し、蜂蜜やローヤルゼリーと同じ治癒強壮作用をもつ。
ローズヒップ
和 名:野バラの実
英 名:Rose hip
学 名:Rosa canina
使用部位:果実
用 途:収斂(ひきしめ)、下痢止め、利尿
高いビタミンCとフラボノイドの含有量。フラボノイドは末端の毛細血管を広げて強くし、血液の供給を改善する。大量のビタミンCは抗ストレス、体の免疫力、感染症に対する抵抗力を助けるとされる。おだやかな収斂性は下痢しやすい傾向にある動物によい。他のハーブとのブレンドで相乗効果が得られる。